FGSの会員をご紹介していきます。お知り合いの方がいずれ登場するかもしれません。
ただ160人の仲間がいますので…。全員が登場するには10年以上掛かります。
内容は”私の履歴書”もよし、趣味もよし、本業もよし、本や映画の紹介・感想でもよし。要はなんでもOKのコーナーです。写真も本人であればなんでもかまいません。永遠の五歳児でも。
写真:國方邦子さん投稿
森 芳夫さん (会員No 2323)
【入会の動機】
定年後、神奈川県の教育訓練の庭園エクステリア施工コースで造園技術を学びました。妻とともに自宅の庭造りや日本国内の庭園巡り等をして造園の勉強も行っていました。ところが2020年に突然妻を亡くしてしまいました。途方に暮れてるなかで東京農業大学グリーンアカデミーと云う園芸学校を見つけ通い始めました。更に、東京農業大学で現役の大学生に交じって植物学や造園等の専門科目の履修生をしながら、グリーンアカデミー本科卒業生にて結成された新宿御苑でのボランティア活動にも参加してきました。しかしながら、東京での活動は往復にとても時間が掛かります。そこで近くのボランティア活動を探しました。広報ふじさわでFGSを知り、1年間の養成講座受講を経て、今年は晴れて正会員となることができました。今後は地元の仲間との活動を楽しむつもりです。
【入会後の活動】
緑の保全活動は勿論、イベント行事の参加を含め、さらには東京農業大学グリーンアカデミーての園芸の勉強も継続していきます。最近はじめた手話の勉強も深めてボランティア活動の幅をさらに広げようと考えています。
*写真左から、「苔玉作り指導中」「グリーンアカデミー専科野菜」「新宿御苑庭園班の姿」
尾崎一三さん(会員No.2308)
【入会のきっかけ】
退職後、遠藤竹炭の会というボランティアグループに入り、慶応大学湘南藤沢キャンパス近くで竹林の整備・伐採・竹炭焼きをしていましたが、メンバーの高齢化及び減少で2022年末で解散となってしまいました。自然に関われる活動がないかなあと思っていたところ、市広報で養成講座募集案内を見つけ、応募しその後正会員となりました。
【趣味】
4年前からのバードウォッチングと鎌倉彫です。バードウォッチングはコロナの為、人混みを避け川沿いをウォーキング中に、カワセミなど鳥に興味を引かれて写真を撮り始め、約60種ほど撮れましたが、最近は新しい種がほとんど撮れず、ダレ気味。あきっぽい私でもまだ続いている鎌倉彫は今後も続けていきたいところ。何と言っても【鎌倉】の隣の藤沢に折角住んでいるんですから。
【これから】
竹炭の会での経験の影響か、繫茂して荒れた竹林を見ると気になってしまいます。FGSでは、竹林の伐採・整備を重点的に担当できればと思っています。
植松 哲夫さん(会員No.2305)
【入会のきっかけ】
昨年1月に還暦を迎え、何か自然環境の維持、保全に繋がる活動はないかなとネット検索していたらFGSのホームページを見つけ、思い切って養成講座に応募しました。月1回の講座はどれも新鮮で楽しく、講師の方は知識や経験豊富でとても勉強になり、あっという間に1年が経過し今年(R6.4)入会しました。
【入会してみて】
初めての緑地保全活動では、川名清水緑地で沼に入り泥に足を取られて危うく転びそうになりながら、藻を一心に取り除きました。また、環境調査では草花や樹木の名前を少しずつ覚えることから始めています。まだまだ活動のほんの一部しかわかりませんが、色々な器材も使えるようになりたいと考えています。
【今後は】
私は瀬戸内で育ったので、自然の中にいるのが大変心地よく落ち着きます。この自然の素晴らしさをずっと残していけるように、微力ながら、ゆっくりと時間をかけて保全活動に取り組んでいきたいと思います。
大角 和生さん (会員No.2306)
【入会のきっかけ】
なにげなく見ていた藤沢公報の募集記事を読んだのがFGS入会のきっかけです。環境問題に興味があったので養成講座に応募し、1年後に正会員になりました。
【最初の活動】
最初の活動は東レ基礎研究センターの保全活動でした。基礎研究センターの存在は知っていたものの敷地の広大さ、敷地のほとんどが手つかずのような里山であることに驚きました。その里山の保全にFGSの皆さんが携わってきたことに敬意を払うともに、微力ながら自分も参加できたことに喜びを感じています。
【今後は】
藤沢の里山保全活動に積極的に参加することはもちろん、全国(世界中も)ではどんな活動がなされているのかアンテナを張っていきたいです。
金川昌子さん(会員No1509)
【入会のきっかけ】
亀井野の介護施設で、人生の大先輩たちに寄り添って楽しく働いています。
広報の養成講座の募集で、工作などもあり職場の池や木々や花、植木の手入れなど何らかの形でつながるかもと講座を受けました。
でも職場のおじいやおばあたちには、昔から生活の一部で
あったことが多く、実際はFGSと職場とで先生がとてもたくさん増えました。
【趣味】
音楽好きな仲間とバンドを組みベースを担当。お酒好きとあって「THE PONSYU」と命名。練習の数より宴会の数の方が多いバンドです。
大好きだったバイクではツーリングで日本各地を走りました。今ではドライブで美味しいものを探してのんびり観光を楽しんでいます。写真はお店がまだ小さかったころにツーリングで行った八ヶ岳山麓のカレーのお店。年に数回どうしても食べたくなって、ドライブをかねて通っています。今では、松ぼっくりや木の実拾いが増えました。
【これから】
色々な事を学んで行くことで、活動1つ1つが私たちの生活に大きく繋がっている奥深さを実感しています。時間が許す限り自分のペースで活動に参加していきたいと思います。
草花や木々の知識、整備の技術をFGSの仲間から指導を受けて、まだまだ勉強中です。
相田貞継さん(会員No1201)
【入会のきっかけ】
FGSを知ったのは、藤沢市広報だったと思います。当時職場は、東京は江東区の病院で、藤沢と豊洲を往復する毎日でした。藤沢には、寝に帰るだけだな、何か地元で活動したり、仲間にしてもらえるようなことはないかなと考えていました。
【入会して】
FGSの活動では、近場の南地区に参加しています。おもに手鎌作業と枯れ枝整理です。昼の作業も始業のラジオ体操から片付け終了までさわやかで楽しいです。またここのところ、コロナでできていませんが、同期の12期の方々に楽しいお酒の会を何度も開いてもらって(いつも幹事さんありがとうございます。)最高です。♪
【何かあったら】
2019年、湘南マラソンに初チャレンジしたのが災いしたのか、2021年は長く腰痛にやられていました。痛いのはつらいですね。
外科の医師をしております。そちらの方でもFGSの会員の方々に何かお役にたてればと思います。よろしくお願いいたします。
鈴木 久美子さん(会員No1805)
【日頃考えていること】
時の流れの速さに驚く一年一年ですが、「医療費ゼロ生活」という何物にも代えがたいお宝を大切に守り続けていきたい、と考えています。
【入会してみて】
FGSでは特別な能力、技術もなく、おまけに活動は年に数回と言う大変身勝手な会員ですが、身近なところに感動や発見があり、多くの学びがあるのが嬉しいです。
居心地が良く、経験豊かなお仲間とのふれあいを通して、より良い生き方の最たるものは社会貢献かなと感じています。これからも活動の幅を少しずつ広げていきたいと思います。
【私の楽しみ】
気持ちがポジティブになるもう一つの楽しみは登山。パワーを頂いています。どの山に登ってもまだ知らない花や樹木はないかと絶えず道の両側に眼を走らせて、四季折々、自然との出会いを楽しみながら歩いています。
大須賀哲夫さん (会員No1203 )
【FGS入会直前】
60才を過ぎて山歩きを再開し、丹沢をベースにあちこち出かけていました。仲間もでき、冬山や岩登りも齧りました。自然保護・登山道の整備・清掃活動など、楽しい日々でした。しかしある日、妻が「左目が飛び出している」と。検査の結果、眼球の奥に腫瘍があり放射線治療を行うことに。そして、この過程で隻眼となり、山道や岩の凹凸確認が苦手に、歩行速度も低下しました。家族の反対もあり、山の会を退会しました。
【入会動機】
その後、体を動かす場を探し、たまたま目にした養成講座案内に応募しました。1年間の当時の講座には、仮払機などの動力機材の扱い方も含まれていて、充分に活動できると思いました。卒業後は、山の藪に似た雰囲気もある活動場所に惹かれ、FGSに入会することにしました。
【入会後の活動】
あちこちの緑地保護活動に参加したおかげで、藤沢の地理が相当分かるようになりました。会の事務的な作業も手伝うようになりました。しかし、2年ほど前には「体力的に危険」と、約1年間のドクターストップが出てしまいました。FGSの皆様にはご迷惑おかけしましたが、現在は解除され、体力回復のために近場の活動にボチボチ参加しています。新型コロナのように伝染はしませんので、お付き合いの程、よろしくお願い致します。
沼野井あけみさん (会員No1809)
【入会動機】
タウンニュースの記事で藤沢えびねやまゆり園の紹介を見たことがきっかけです。四季折々の雑草を含め、色々な草花、樹々の変化に興味をいだきました。竹林の枝が風で擦れあう音や草花の香りに心が落ち着きます。
【入会後の活動】
今まで経験できなかったことを体験しています。たとえば、FGS活動での体験をもとに、孫と竹馬を作りました。子どもの頃を思い出し、物作りを楽しみました。孫もとても喜んで作っていました。何より、おばあちゃんの株が上がりました。これからも色々体験し、習得していきたいと思っています。
【今後やりたいこと】
草花や樹々の名前を教えていただきますが、すぐに忘れてしまいます。観察・活動・環境調査のなかで名前を覚えようと繰り返し何回もお聞きします。皆様とても親切に教えてくださいます。しかしなかなか覚えられません。自分では「年齢のせいだ」と考えることにしていますが、保全作業では保存すべき植物と、取り除かなければならない植物があります。楽しみながらも、頑張ってひとつでも多くの草花・樹々の名前を覚えていきたいです。
阿部純一さん (会員No402 )
【FGS入会のきっかけ】
25年ほど前、それまでのインドア生活から思い立って渓流釣りを始めました。何度も渓流に足を運ぶうちに、自然の美しさに気づき、以後自然環境に目を向けるように。その頃、「Think Globally,Act Locally」という言葉がしきりに取り上げられていて、それがFGSに入ったきっかけかもしれません。
【その後と現在の関心事】
定年退職後に、たまたま南アルプスの麓で働く機会があり、縁の無いものと思い込んでいた高山植物に悪沢岳で初めて出会いました。夏の光に輝く高山植物と残雪、そして遠く近く山々の連なりと白く湧き立つ雲。魅せられました。それからは、川から山に上がり、高山植物に会うために山に足を運びました。
ここ2年ほどはコロナ禍で山にいくことままならず、代わりに70歳の手習いで、ご近所の耳を気にしながらもブルース・ハープ(ハーモニカの1種)をプカプカ吹いています。
松下理恵子さん (会員No2009)
【入会動機】
好きな事をしていく生活を探していきたい、と最近思うようになりました。仕事を辞めた後にも繋がるような。何が好きかと自分を見つめ直すと、まずは自然が好き、土のそばに居る事が好き。自然の中、緑の中に身を置くと、幸せを感じます。趣味の山登りもその一つですが、他に何かないかな?と思っていた時に見つけたのが、藤沢市の広報で見つけた“里山保全活動養成講座”の募集でした。まずは行動に動かさないと何も始まらない、という焦りのようなものを感じて、応募しました。
【現在の活動】
1年間の研修期間を経て、今年の4月から待ちに待ったFGSの活動が始まりました。興味のある活動ばかりですが、まずは近くの緑地保全の活動に参加しています。とりわけ、川名清水谷戸などの谷戸での活動は、自然にドップリ漬かっている、という実感が持てて楽しみです。
金原 光雄さん (会員No1204)
【入会動機】
50歳代後半に健康診断に引っかかってがんを宣告され、もう俺は長くないと勝手に思い込み、家業をあっさり廃業しました。毎日何もしないで家でくすぶっていたころ、ふと読んだ藤沢市広報にFGS会員募集を発見しました。これはおもしろそうだなと思い、願書を提出すると、見事に合格(後から聞いた話だと落ちた人もけっこういたらしい ホントカナ)♪
【気がついたらFGSにもう10年】
現役の頃は作業着にヘルメット姿の35年を過ごしました。さすがに引退後はもうそれはないと思っていましたが、FGSに入っても同じ格好を続けています。ボランティアにしては結構ハードですが、頼もしい仲間のおかげでストレスフリーの快適活動です。おかげで現役の頃より体調は良く(メタボになった 笑)、毎日美味しく晩酌を楽しんでおります。現役の時に使っていた車が役立ち、機材運搬の担当もしています。その回数が徐々に増えて、今ではFGSの運び屋と言われてます。 体力が続く限り皆様の役に立てればと思いながら日々精進して頑張っています。
【余談】
救いようのない熱狂的なマリノスファンです。負けた翌日は接近注意ですよ♪
國方邦子さん (会員No704)
【入会動機】
きっかけは、自宅の庭の木の手入れを自分でしてみたいと思ったことです。高山植物や湿原の花も見に行っていて、植物が好きなので、会の活動では環境調査のグループに入りました。その頃の協働事業の緑地は、薄暗くて入りたくない所が多く、環境調査でなら入れると思いました。
【入会後の活動と感想】
教えて下さるリーダーは、親切で優しく、何度お聞きしても大丈夫です。植物の名前を覚えるのは大変ですが、楽しく参加しています。活動のなかで、藤沢の緑地にも可愛いお花が一杯あることを知りました。例えばエビネラン・ニワセキショウ・カキドオシ・ムラサキケマン・オッタチカタバミ・キンラン・ギンラン・シロバナタンポポ・タツナミソウ・キツネノボタン・センニンソウ・ヤマユリ・キツネノカミソリ・ツリガネニンジン・ホタルカズラ等、一部分ですが大好きなお花です。また冬芽の観察で、びっくりする形の芽がありました。海岸の植物の観察も興味深いものでした。活動のなかで気づいたことがとてもたくさんあります。
【私の願い】
協働事業作業の際に、こうした可愛いお花(保護したい植物)を保護しきれずに、誤って刈払機で刈り取ってしまうことがとても気になっています。小ケ谷戸緑地は、公園緑地で、保護したい植物の地図が出来ています。作業する際にはどの植物を守るのかが明確に示されています。素晴らしいことです。条件の異なる緑地すべてが、このようにはいかないでしょうが、是非会員の方々に見学いただいて、保護植物に対してもう少しご理解をいただければと、切に願っております。
三好尚武 さん (会員No713)
【入会動機】
自宅周辺の果樹園が次々に住宅地となり、みどりが失われつつあります。
大切なみどりを次世代に永く残していくために、少しでも役に立ちたいと考えFGSに入会しました。
【入会後の活動】
平成26年に支援事業担当理事に就任して、担当の東レ緑地に初めて入り、手つかずの緑地が残っていることに感激しました。リーダーの負荷低減の為に写真撮影を担当して以来専従になってしましました。なぜ保全作業をしないで写真ばっかり撮っているのかとお叱りもあろうかと思いますが、それぞれ各自得意なもので貢献出来れば良いと考えています。
【FGS以外にやっていること】
趣味の写真撮影をリタイヤ後に学び直し、信頼出来る講師と仲間達で写真クラブを作り、
撮影を楽しんでいます。当写真クラブは入退会が自由ですので興味のある方はどうぞご連絡下さい。
【今後】
貴重なみどりを保全し次世代に永く残していくために、コロナ禍が収まらないなか、焦らず出来ることをやっていきたいです。
戸井田道子 さん (会員No1113)
【入会経緯】
家の近くに大きなお屋敷があり、毎日せつせと(?)ゆっーくり屋敷がわの道をお掃除している老婦人がいました。
私はある日その老婦人に声を掛けました「お手伝いしましょう」と。最初、お庭を拝見した所、あまりのひろさにビックリ! 樹木もたくさんあり、私の知らない日々の庭掃除のしかたや植生の知識が必要と思いFGSに入会しました。それから月1回ぐらいのペースで庭掃除を継続しました。このお屋敷は4年前、国登録有形文化財となりました。
【入会後の活動】
私は地域社会団体の「鵠沼の緑と景観を守る会」にも属していてその活動もゆっくりですが一つ一つ実を結んでいます。FGSでは、当初各事業に参加していました。5年前には普及啓発の理事もさせていただきました。今年度は普及啓発事業だけにしぼり、竹馬づくり教室や、クリスマスリース作りなどに参加登録しています。
【現況と今後】
元来、好奇心旺盛さがひと1倍多くて、いろいろなことにもくびを突っ込みたくなり、何事にも深入りしライセンスを取得までするさまです。それが高じて多趣味になってしまいました。洋裁、和裁、生花、料理から始まり、ケーキ、フラワーアレンジ、レザークラフト、トールペイント、ハーブ、ステンドグラス、鎌倉彫、つるし雛かざりと書き出しましたがまだまだあります…。今後もこの趣味を普及啓発事業のクラフト、ものつくりに生かそうと思っています。
会員の皆様方と趣味でもご一緒できたらうれしいです。
菊池潤一 さん (会員No907)
【入会動機】
20数年前、旅行で訪れたカナダの港町で、早朝にも拘わらず多くの住民が、草むしりやゴミ拾いのボランティアに汗を流していたのが印象に残りました。又、生まれ育った北海道での自然との触れ合い体験も後押しし、リタイア後の「里山保全ボランティア養成講座」受講に繋がったと思います。
【今の役割】
西部地区リーダーを務めて6年目、緑地拠点リーダーのサポートが役割と考えています。又、例年1~3月には地区全体会議を開催し、担当理事提案の「次年度保全計画書」の内容を確認します。(コロナ禍で今年は休会)
【今後の歩み方】
沢山の仲間、素晴らしい先輩と出会えたことは望外の喜びです。常に”OneTeam”で活動し、「地球温暖化防止」に少しでも繋がれば本望です。
木村宏治 さん (会員No1904 )
【FGSに入ったきっかけ、理由】
私がFGSを知ったきっかけは務め先の環境保全活動でした。FGSの緑地整備を手伝わせてもらいました。その後自宅近くにある緑地を整備しているFGSのスタッフを見かけ、ご縁を感じたことと、地元の緑地を自分たちで整備したいと思い、養成講座に参加しました。
【養成講座での貴重な経験】
養成講座の内容は大変充実しており、これだけの講座を無料で提供されていることに、FGSの後進を育てる姿勢の本気度を感じました。私は三十台半ばの3児の父親で、学校行事などとのバッティングもあり月1回の講習との調整が難しい部分もありましたがなんとか卒業させていただきました。養成講座の参加者は親子ほども年齢が違う方ばかりでした。その中にはなんと勤め先の定年退職を迎えらられた大先輩もおりました。皆様とは同期として大変よい関係が築けています。
養成講座のなかで1年を通して小さな公園を観察してその変化を報告しました。環境への知識が増えると、日頃目にしている公園や緑地への愛着が増すことを実感しました。養成講座は入口でしかありませんが、その先には自分の人生を充実させる方法が詰まっていると感じています。
【FGS活動と息子たち】
最近は自らが整備した緑地に息子たちを連れ出し、虫探しをしながらFGSで覚えた緑地の知識を武器に父親の威厳を保っています。いずれは息子たちも養成講座に送り出し、地元の緑地を親子で整備するなんていう未来も期待しています。
大澤 佳世 さん(会員No917)
【FGSに入ったきっかけ、理由】
11年前に鵠沼の緑地保存運動に参加したのがきっかけでFGSの活動を知り、先生として来てくださった当時の理事の方の粋なお姿に魅了されました。おまけに木こり技術と七つ道具をタダで頂けるなんて!
【FGSに入ってどんなことをやっているか】
緑と伐採大好きな先輩方の邪魔をしないように、草刈り・枯れ枝整理など。それと「鵠沼松が岡5丁目緑地」のリーダーも。
【日常でどんなことをやっているか】
本業はピアノの先生。猫と暮らしています。藤沢リラホールでリサイタルを開いていまので、機会があれば是非 ♪。
【これからやってきたいこと】
自然の遺産をこれ以上傷つけないで、次の世代に受け渡せるように微力を尽くしたいです!
自宅のレッスン室にて
現在の理事は7名、監事は2名です。任期は各2年です。皆さん、個性的なつわものばかりです。一部の役員をご紹介します。担当事業は2024年7月以降の担当事業を表示しています。
副理事長
松谷宗雄(まつたに むねお)
20期養成講座修了生
副理事長を務めます。
後期高齢者と呼ばれる年代に入り、じっとしていたらさらに体力・気力の衰えを招くと感じ、南部地区の緑地保全と東レの緑地整備、少年の森保護活動等に参加して刈払い機やチェーンソーにも積極的に取り組み、森・木との触れ合いを楽しんでいます。
一方、草木/鳥/昆虫などの名前に疎いため環境調査の仲間に入れてもらい、出現リストに記録しながら耳から入る音で名前を少しずつ覚え、知らなかった種の多さに感動しています。次のステップで名前と視覚でとらえた実物とを結びつけたいと思っています。
趣味では長く続けてきた外洋ヨットレースも体力・集中力の低下からチームの後方支援に回りレースのための回航(4月には葉山から沖縄に、7月には葉山から三重にヨットを持っていきました)やクルージングにシフトしていますが、海に親しむ生活を続けています。また、7人の孫に恵まれ、上は中学生となりクラブ活動の応援などを通じて成長する姿を見守り、適度な距離感と絆を保っています。
今後は、FGSのさらなる発展のため、理事活動にも全力で取り組んでいきます。
理事 緑地保全事業担当
野﨑 滋(のざき しげる)
17期養成講座修了生
理事は3期目です。
長くサラリーマンでした。季節の移り変わりを車窓から眺めるだけで、下りの電車に乗って旅に、野山に出かけたいと思いつつも、年1度くらい夏山に行ければいい方。たまに丹沢に出かける程度でした。
FGSに入り、自然の中で体を動かすのはとても気持ちがよく、無心になれます。樹木や野草、鳥などの名前は何度聞いてもすぐ忘れます。自然の中での実践的な知識や経験が乏しいからでしょう。
色々な機会を得て、生物の生態、里山の在り方、自然の生態系と人間の関係などを学んでいます。とても奥が深いと感じています。
順番で理事の役割が回って来まして、副理事長と2021年度のしばらくは支援事業担当理事の代行を務めさせていただき、2022年度からは普及啓発事業を担当し、2024年度からは緑地保全事業を担当しています。
理事 養成講座事業担当
山中敏史(やまなか としぶみ)
19期養成講座修了生
2018年にふらりと参加した藤沢市主催「生物多様性シンポジューム」で目にした入会案内がFGSとの出会いです。
入会前の養成講座では、1年間にわたり毎月1回、経験豊富な講師の方々より、里山保全に係る幅広い知識や技術講習を頂きました。すべてが新鮮で充実したものでした。復習のつもりで養成講座の手伝いを2年間務めました。そして2024年度より運営面での責任者である理事を担当することになりました。
養成講座では、幅広い年齢層の多様な趣味や経歴の受講者との対話が新鮮です。大所帯になったFGSの内部でもコミュニケ―ションの強化が課題になってきています。共通の目的と、そのための活動をベースにして、みんなで楽しい1年間を共有していきたいと思います。
FGSの諸活動の他には、テニスや囲碁の時間も大切にして、充実した一週間を過ごしています。
理事・支援事業&民間緑地事業担当
小松立史(こまつ たてし)
17期養成講座修了生
子どもの頃、大工さんが家を建てるのを見るのが好きでした。ノコギリ、カンナ、ノミ、カナズチなどを駆使して木材を加工、組み立てる技に感動し、将来は大工さんになろうと本気で思いました。現場で木切れをもらい、家の道具箱から釘、カナズチ、ノコギリを持ち出し作った工作をおもちゃにしていた記憶があります。
それから何十年かは「木」とは無縁でしたが現在は「自然」、「森林」、「木」と日常的に触れ合うこととなりました。
① FGSでは今年度からは支援事業と民間事業を担当し、藤沢市の市民また子供たちに自然とみどりの大事さを体感してもらえるように、また民間の緑地の保全を行っています。
② このほか、神奈川県内の「森林づくり」、また丹沢・箱根など6つの「自然公園」の保護活動を行っています。また昔ながらの豊かな「自然」に恵まれた里山環境の維持活動に参加しています。
③ 趣味の範囲ですが、日本産の「銘木」を新木場などで調達し木工細工を楽しんでいます。最近は、縁あって頂いたブラジルの国花(イペー)の種を蒔き、寒い夜は玄関に入れ大事に育てています。咲くまでに何年かかるか……気長に取り組むプロジェクトです。
このように、いつの間にか「自然」、「森林」、「木」三昧の生活になっています。“藤沢市の自然に親しみ、森林を保護し、将来にみどりをバトンタッチできるように、FGSのメンバーとして一緒に活動してみませんか”
理事・普及啓発事業担当
会田暁生(あいだ あきお)
19期養成講座修了生
理事2期目です。FGS入会のきっかけは2019年の「生物多様性シンポジウム」での勧誘でした。趣味は自転車で毎週藤沢の外周を100kmほど走っており、パンデミックの3年間で2万km、地球の反対側まで行きました。春は蕗の薹、秋はスダジイとオニグルミを沿道や河畔林で拾い、すっかり縄文人にもなっています。
FGSの素晴らしいところは緑地保全に関わる多様な人材が集まっていることです。例えば植物・植生、水生生物、鳥類、環境などの専門家、石川丸山谷戸をベースにした里山保全の実践者、各種機器の整備・運用に精通したエンジニアなどが一緒になって総合的で付加価値のある緑地保全を実践しています。作業の場は市が管理する協定緑地の他に民間企業等の緑地もあり、現在顧客窓口として民間企業への提案やとりまとめを行っています。
写真は長久保公園の「春のまつり」の時のものです。自然(生物多様性)に五感でふれようというテーマのもと、FGSでは松ぼっくり、どんぐり、竹などの自然の素材にふれ、これを子どもたちの創造の場に活かしてもらうため、毎年工夫をこらした出店を行っています。今回も五百名を超える子どもたちがFGSブースに立ち寄り熱心にクラフト創作に取組んでくれました。
理事・事務局&事務局運営事業担当
角田政史(つのだまさぶみ)
10期養成講座修了生
理事3期目。FGS活動は15年ほど。在職中に活動をはじめ、刈払い機・チェンソーの安全講習会に参加し、生まれて初めて使用。いまだ整備の自信はなく、みどりに関する知識も不足。仲間のアドバイスを得て奮闘中です。
仲間との緑地保全活動は楽しいですが、事務局担当になり、PC作業が大幅に増え苦戦しています。日中も深夜もPC相手にひとりで作業。BOOK・OFFで見つける懐かしい昭和のCDを聴きながら。先日は探していたMJQとJ・コルトレーンのCDを見つけてゲット。さらに歌謡曲も。作業が少し愉しくなりました(笑)。
追伸 このHPは前任から引継ぎ、皆様のお声(わがまま?)を大切にしつつ、私が仕上げ作業を行いました。IT素人の私にとって、とてもいい経験になりました。FGSの活動って結構幅が広いです。
「私自身、FGSの活動には参加できませんが、私も藤沢市の一員です♪
緑を大切にしてくださいね。私たちが生きていくための大切な環境を未来に残してくださいね。ひとりでも多くの人が緑地保全・里山保全の意義を理解し、FGSの活動に参加して頂くことを期待しています♪子孫のためにも宜しくお願いいたします。」